RC-T5を購入した当時からLowモードのパルスが目で見て判るくらい遅かったのですが、今度は断続的にチラつくようになってきました。まるで切れかけ&壊れかけの古い蛍光灯のようになってしまい、さすがに限界を感じてコンバータを入れ替えることにしました。
まずは元々ついていたボードを引っこ抜きました。
何やら見慣れない、DXやkaiでは単体売りされてないボードのようです。構造はよくわかりませんが左の大きい方がコンバータ、右側の小さい方が調光ボードっぽいです。
LEDはもともと2直列の2並列ですが、今回は4直列に繋ぎ直します。
次は入れ替え用のSHARKを準備してる様子です。
右側の半月状のボードがRemoraです。繋ぎ方がよく分からないのでひたすらググっていましたが、ひたすら鮫の画像しか出てこないのでw、結局自分で適当に繋げました。トリムポッドを引っぺがした時にパターンも剥がれてしまったのでジャンパーで繋ぎ直してます。あと、そのままでは仕様通りの980mAが出なかったので矢印の位置に0.47Ωの抵抗を付けました。写真を取り忘れていますが、真ん中の黒いチップが発熱してよくダウン?するらしく、アルミ板の切れ端を乗せて放熱シリコンで固定しています。
Shrakの裏には薄い真鍮板を切り抜いてハンダ付けしました。
両面から放熱しようという企みですが、焼け石に水のようです。
ところで新型のCreeはVfが低いという噂を思い出したので、組み込む前に効率など含めて測定をしてみました。使用した電池はAW製の18650を2本です。
Iin Vin Win Iout Vout Wout 効率
[mA] [V] [W] [mA] [V] [W] [%]
Hi 2280 7.39 16.85 1060 13.60 14.42 85.6
Mid 680 7.77 5.28 380 12.38 4.70 89.0
Low 230 7.94 1.83 140 11.48 1.61 88.0
何とビッ栗。Ioutが380mAの時、Voutを4で割って求めた平均Vfがたった3.1V、1060mA流しても平均3.4Vでした。今まで使っていた黄色いCreeは1000mAも流せば3.6Vとか3.7V以上に上昇していたので、技術の進歩には驚かされます。
加えてSharkの効率もかなり高いと思いました。電圧を最大1.8倍近くまで持ち上げるので効率はだいぶ落ちると予想していたのですが、80%台後半をキープしています。RCR123を3本使えば90%を超えてくるかも?でもそれだとHiモードで2C放電になるのでやめておいた方が良さそうです。どっちにしろHiではバッテリーより先にSharkが落ちます^^;まあ時限ブーストと言うことで。。。
夜を待って写真撮影。 Lowモードの比較用にNiteCore Defender Infinity(NDI)を持ってきました。
NDIよりややスポット寄りで明るさはほぼ同じくらいでしょうか。これでLEDの消費電力は1.6Wです。(ここから憶測だらけ)片やNiteCoreのテール電流がMaxで約0.63A、電圧4Vとして約2.5W、仮にNDIもLED側が1.6W駆動だとコンバータが64%ということなってしまうので今まで使っていてさすがにそんな低いわけがないと思うので85%として、2W程度で駆動しないと1灯であの明るさは出ないのではないかと思われます。
さらにムリヤリ話を進めていくと、画像で見た限りNDIと同じぐらいの明るさが出てるとして190バルブルーメンほどありそうな感じです(ちと厳しいか)。とすると190lm/1.83Wということで機器全体では100lm/W突破の可能性も?測定器具をこしらえてデータ取りをちゃんとすれば
憶測が崩れもっと深く追っていけるネタになりそう。